先週もですが,日本はすっかり雪国になりましたね。
新聞の天気欄を見ても雪マークの付いた都市が非常に多いです。
北半球では日本と同じように冬を迎えるところもあり,ロシアでは常に氷点下を下回るところもあるそうです。
それにもかかわらず,日本はロシアよりも,カナダよりも雪が降る都市がいくつもあります。
今回は,実は日本は世界有数の豪雪地帯ということについてお話しします。

さっそくですが,世界の年間降雪量トップ10を発表します。
順位. 地名(国名) …年間降雪量
10. バッファロー(アメリカ) …240 cm
9. ロチェスター(アメリカ) …251 cm
8. 秋田市(日本) …271 cm
7. サグネ(カナダ) …321 cm
5. シラキュース(アメリカ) …324 cm
5. ケベック・シティ(カナダ) …324 cm
4. セントジョンズ(カナダ) …332 cm
3. 富山市(日本) …363 cm
2. 札幌市(日本) …485 cm
1. 青森市(日本) …792 cm
…TOP3は日本でした。
きっと意外と思う方も多いのではないでしょうか。
ロシアがない,世界1はおろか,ベスト10に日本の都市がいくつも入っていることに…
なぜ日本はこれほどまでに雪が降るのでしょうか?
それはいくつもの奇跡が重なって生まれた現象なのです。
そのうち,大きく分けて2つの奇跡をご紹介します。
1. 日本海が存在する奇跡
雪はもともと水です。
その水は海からやってきます。
カナダやロシアなどの大きな大陸は確かに寒いですが,陸の大半が海に面している日本の方が大気中に多くの水(海水が蒸発したもの)があります。
雪になれる水がたくさん存在しているため,降雪量が増えます。
2. 冬に日本に向かって風が吹く奇跡
みなさん「偏西風」というものをご存知でしょうか?
夏は太平洋から吹き,冬は日本海から吹きます。
詳しいことは長くなるので書きませんが,偏西風の影響で日本に湿った空気(雲)が運ばれ,多くの雪が降ります。
他にも理由は様々ですが,奇跡の連発により日本の降雪量は世界TOPというわけです。
いかがでしたか?
確かに日本よりも寒い国はたくさんありますが,「寒い=雪が降る」というわけではないということですね。
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