水素に着目すれば水素水は無意味と理解できる?間違った知識を身につ得る前に…

今年もあと残り数週間ですね。
今年に流行ったものを考えたところ、「水素水」というものが思いつきました。

科学者の私からしたら、「いや、ちょっと待てよ」と思うところがいっぱいあります。
様々な会社がこの「水素水」のために広告を出していますが、どれも科学的根拠に程遠いことばかり並べており、一般人に誤った知識が身につくことが予想されます。

今回は、そもそもの大前提、「水素」についてお話ししようと思います。
壁紙水、気泡、スプレー、水、アクア.jpg
【1】水素は水に溶けない
最初からほとんど結論になってしまうかもしれませんが、そもそも「水素」は「水」にほとんど溶けません
そのため「水素水」は、缶などに封入されてる時点では水素ガスが含まれていたとしても、開けた瞬間溶けきれない(そもそもほとんど溶けていません)水素ガスが大気中に出て行きます
すると、残った水はただの水に近いものになります。



【2】水素+酸素は簡単に水にならない
中学校の教科書でも代表的な反応式である、2H2 +O2 → 2H2Oですが、実はこの反応はそう簡単にはいかないのです。
水素ガスと酸素ガスを混ぜても、液体の水になることはなく、それぞれの気体が混在したものになります。
ところが、そこに銅粉末を加えることによって、簡単に液体の水が生成します
これはが下の図のように水素ガスと酸素ガスをくっつける役割を果たしているからです。
キャプチャ.JPG
つまり、「水素水」から水素ガスを摂取しても、体の中で水にすることはかなり難しい(そもそもできるか怪しい)というわけです。

以上のことから、水素の性質を考えると、「水素水」は効力以前の前に、「水素」が体に入ることなく、大気中に逃げていくと考えられます。
また、摂取しても体の酸素と結合して水になることも難しいのではないかと思われます。

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