
新学期から早2週間。
そろそろ仕事の疲れがたまってきて、ストレスを抱えている人が増えたのではないでしょうか?
ストレスを抱えて生きて何ぼと言われるのが日本人です。
溜まりにたまったストレスを発散したくてもなかなかできないのが今の社会です。
ストレスがたまりすぎると寿命が縮まるとまで言われています。
そんな人間とは反対に、ストレスを抱え込むと細胞分裂によって若返る生物がいます。
今回はその生物の謎についてお話しします。

その謎の生物とは『ベニクラゲ』というクラゲの一種です。
ベニクラゲは温帯から熱帯の海域に生息する、体調わずか1cmの小さなクラゲです。
冒頭でもお話ししましたが、ベニクラゲは様々なストレスを感じると自分の細胞を再構築することで若返るのです。
何とも不思議な生物ですね。
人間で例えるならば、ストレスで爆発した人が次の瞬間赤ちゃんになるといったところでしょうか?
さらに、ベニクラゲは別の生物に食べられない限り死なないのです。
タイトルでは不老不死と言いましたが、実際老化は進んでいくようです。
老化が進み、死ぬ直前になると細胞の再構築が行われ、蛹のような形態を経由し生まれたばかりの大きさに戻るのです。
ここでも人間に例えるならば、老衰の寸前で自らの体液か何かで蛹になり、殻を破ると赤ちゃんになることと同じですね。
ここで一つの疑問が生まれます。
記憶はどうなるのでしょう?
ベニクラゲは記憶を保持したまま生まれ変わるのでしょうか。
ぜひベニクラゲに聞いてみたいものです。
現在ではこの生態系を基に、人間でも若返るための研究がおこなわれています。
いつの日か人間も若返る薬が開発されるのかもしれませんね。
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