注射は痛いのに、蚊に刺されてもほぼ無痛?実はすごいモスキュート

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小さい頃に思いました、「痛くない注射針があればいいのに」っと
点滴でも注射でも、針を刺されるとやはり痛いです。
小児科のお医者さんは泣き喚く子どもにどうやって的確に針を刺しているのだろうと考えた時もありました。

しかし、みなさんは蚊に刺された時に痛みを感じるでしょうか?
腕に蚊が止まり、「あ、刺される」と思うと、もしかしたらチクっとする時もあるかもしれませんが、別に痛いというわけでもありませんね。
意識していないと、刺されているのかすらわからないほどです。

では、なぜ注射は痛くて、蚊は痛くないのでしょう?
今回は蚊の針についてお話ししようと思います。

みなさんお分かりのように、蚊の針と注射の針の大きな違いは針の大きさです。
注射の針よりも圧倒的に蚊の針の方が細いです。
しかし、蚊の針が刺さっても痛くない理由はそれだけではないのです。
下のイラストをご覧ください。
蚊_番号入り-300x212.jpg
実は、蚊の針は注射針と違って、まっすぐな針ではありません。
蚊の針は肉眼では1本のように見えますが、針には細かい毛などがいくつもあり、それらを上手に動かすことで血を吸っているんです。
その中でも重要なのが上唇と小顎の3本の針です。
上のイラストの真ん中にある針が上唇で血を吸う部分です。
そして、上唇の両側に小顎があります。小顎はノコギリのようにギザギザになっています。
このギザギザが人間がより痛みを感じないようにすることに役立っています
ギザギザの先しか皮膚に触れないので、その分抵抗が小さくなり、すっと刺さりやすいのです。
さらに、この3本が連動し動くことで、痛みをやわらげています。



単純に細くするだけだと血を吸っている間に折れる危険性があると考え、このように進化したのではないかと考えられています。
蚊は人間の血が固まらないように自分自身の唾液を出しつつ血を吸います。
人が蚊に刺されて『かゆい』と感じるのはこの唾液のせいです。
つまり蚊は、人の家でご馳走を食べた後に唾吐いて帰るのです。

現在では蚊の針の仕組みを研究し、それと同様なメカニズムで注射できる針の開発が検討されています。
注射が痛くない時代はすぐそこにあるかもしれません。

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