もしメタノールを飲んでしまったら?命が助かるには…

先日このようなニュースがありました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160309-00000013-kobenext-l28
理系の研究者としては、薬品を使った犯罪は非常に残念に思います。
しかし、メタノールは日常生活の様々なものに含まれている可能性があります。
万が一メタノールを誤飲してしまったとき、どのような対処をすればいいのでしょうか?
今回は雑学を交えながらご紹介します。

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そもそもメタノールを飲むとなぜ危険なのでしょう?
お酒(エタノール)を飲むことによって、体内で「アセトアルデヒド」という物質に変化されます。
お酒を飲んだ次の日に頭が痛くなるのは、アセトアルデヒドが原因です。
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しかし、メタノールを飲んでしまった場合、体内では「ホルムアルデヒド」という物質に変化します。
ホルムアルデヒドは非常に危険で、失明の原因や中毒症状の恐れがある物質です。
その昔、やたら安い値段で販売されていたお酒にはメタノールとエタノールの混合物であったということがあり、失明した人が何人もいたというお話があります。

このように、飲むと非常に危険なメタノールですが、誤って飲んでしまったとき、どうすればよいのでしょうか?
吐き出したところで、すでに少量は吸収されているはずです。
病院に向かっている間でも、メタノールは着々とホルムアルデヒドに変化していきます。
しかし、あることをすると体内に侵入されたメタノールの変化を一時止めることができます。



その方法は、お酒(エタノール)を飲むことです。
人間は体内で物質を変化させる優先順位が決まっています。
メタノールをホルムアルデヒドに変化させるよりも、エタノールをアセトアルデヒドに変化させる方が早いのです。
それも、メタノールを変化させることをストップした状態でエタノールを変化させるのです。
そのため、メタノールを飲んでしまったら、とにかくお酒を飲みましょう
お酒を飲みながら病院に向かいましょう!
きっとあとはお医者さんが何とかしてくれると思います(おそらく)。

いかがでしたか?
メタノールを飲んでしまったら…
そのようなことがないことが一番ですが、万が一誤飲してしまったときはほろ酔い状態で病院に向かいましょう。

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