なぜペンギンは南極の海で平気に泳げるのか?

前回はペンギンが現在に至るまでどのような進化をたどってきたのかお話ししました。
前回の記事を読んでいない方はこちらをどーぞ

・ペンギンは速く泳ぐために足を犠牲にした?ペンギンの不思議な骨格
http://sciencenet.seesaa.net/article/433000959.html?1454508610

ペンギンは一生のうち60%を海の中で過ごします。
それは海が氷点下になっても同じです。
しかし凍るような海の中でもペンギンは平気な顔をして泳ぐことができます。しかも20分以上です。
なぜこのような寒い海の中でも泳ぐことができるのでしょう?

今回はこのようなテーマでお話しします。

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泳いだ後のペンギンの体毛を観察します。
すると、毛先はビショビショですが、皮膚に近い部分の毛はふわふわで、全然濡れていないということが明らかになったのです。
そこである実験をした方がいます。

1匹のペンギンに、水に浸かると色が変わる紙を3枚羽毛に貼りました。
それは毛先、毛先と皮膚の中間、皮膚のすぐ近くの3箇所です。
20分以上ペンギンに泳いでもらいました。
すると、3枚のうち、皮膚のすぐそばに貼った紙の色だけが変化しなかったのです。

このような体毛をもつのはペンギンだけなのでしょうか?
そこで、アヒルも同様に紙を貼って実験をしました。
しかしペンギンとは異なり、アヒルの場合ではすべての紙の色が変化していました。

ではなぜペンギンだけ皮膚に近い毛が濡れないのでしょう?



それがペンギンが冷たい海に強い理由なのです。
皮膚に近い部分が濡れない原因は、ペンギンの羽毛は他の鳥類と比べて隙間なくびっしり生えているのです。
ペンギンの羽毛は濡れないのではありません、水が入り込めないくらい羽毛が生えているのです
他の鳥類と比べて、2倍以上の羽毛の量があると言われています。
男性の髪の毛もこれくらいほしいものですね。

羽毛がびっしり生えているため、水が皮膚に浸からない
それがペンギンが氷点下の海で平気な顔をして泳げる理由なんです。


いかがでしたか?
これまでお話しした中で考えると、ペンギンは他の鳥類と比べてかなり変わった特徴をもっていることがわかります。

さらに、ペンギン同士の愛には他の動物にみられないある特徴があるのです。
それはまたの機会に…

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・ペンギンは速く泳ぐために足を犠牲にした?ペンギンの不思議な骨格
http://sciencenet.seesaa.net/article/433000959.html?1454508610

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