エレベーターのワイヤーが切れたらどうなる?空気の力はすごい

高層ビルやマンションに必ずと言っていいほど存在するのがエレベーター。
重いものを持っていたり、足の不自由な方が10階まで登るのは正直しんどい…
そんなときに非常に便利なものですね。

しかし、そんなエレベーターに乗っているときに突然ワイヤーが切れてしまい、そのまま地上に真っ逆さまに落ちてしまったら…
DESIREではありませんよ。(古いかな)

今回はそんな状況に陥ってしまった時のことを考えていきましょう。

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エレベーターをつるすロープは、針金を何本か束ねたものであり、それを3~8本使ってエレベーターを支えています。
さらに、ロープが万が一切れて1~2本になったとしても満員状態のエレベーターを支えられるだけの強度を持っています。
そんなロープが1本切れるだけでも滅多にありません。
しかし、万が一、何かしらのトラブルにより、エレベーターのロープがすべて切れてしまう場合もないとは言い切れません。
ですが安心してください。技術は常に進歩しています。
そのような非常事態には「非常止め装置」がエレベーターのレールをくさびがつかみ、起きな衝撃なく停止させます。

でも、その装置まで作動しなかったら…

ここまで考えないと気が済まない筆者はもはや病気だと思っています。
では、本当に本題です。
エレベーターのロープが切れて地上まで落下してしまったら?



まずみなさんに考えていただきたいのが、「空気の圧縮」です。
自転車の空気入れをイメージしてください。
もし空気を入れる口を完全にふさいだとしましょう。
すると、空気入れのピストンは空気の逃げ道がないため、一番下まで押すことができません。
このように、空気の逃げ道がなく圧縮されると、空気は「それ以上小さくなれません」と跳ね返す力が大きくなります
自転車やサッカーボールも空気がしっかり入った方が弾んだり、跳ね返す力が大きいのは、空気の跳ね返す力が影響しているからです。


ではエレベーターに戻りましょう。
エレベーター内はもちろん、エレベーターが動いている空間は空気の逃げ道がほとんどありません。
もうお分かりでしょう。
エレベーターはガツンッ!とそこに落ちることなく、空気の反発によりある程度速度は軽減されます
そのため、ストレートに地上に落下することなく、生存確率は高いと考えられます
しかし完全に空気の逃げ道がないというわけではないので、ある程度速度が軽減させる程度です。
落ち始める階が高いほど地上での衝撃は大きいでしょう。

昨年の12月末日にアメリカでエレベーターが突然落下するという事故が起こり、一人の男性が死亡しました。
その男性はエレベーターが落下する寸前に、入ってきた女性を無理やり扉に押し出して助けたそうです。
そのときに叫んだ最後の一言が
ハッピーニューイヤー
だったそうです。
まさにヒーローですね。

でもエレベーターが落下しないことを願います。

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