酸素がない宇宙で太陽はどうして燃えているの?

みなさんは宇宙空間で呼吸できないということはご存知ですか?
宇宙空間を占める気体のほとんどが水素やヘリウムなど希薄なものです。
つまり、宇宙空間には酸素がありません。

しかし、小学校では「物質は酸素がなければ燃えない」ということを学習します。
あれ?太陽はなんで熱いの燃えてるの

今回は太陽がなぜ燃えているのかについてお話しします。

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太陽のお話をする前に、少し難しいワードを紹介します。
今回のキーワードになるのが「核融合」です。
核融合とは、簡単に説明しますと、軽い元素同士が融合して、重い核種になることです
先日、核融合に関わる大きなニュースが報道されました。
日本が新たに113番目の元素の同位体の合成に成功したことを発表しました。
これは原子番号30の亜鉛と、原子番号83のビスマスを核融合させることにより、発生する物質です。
核融合が起こる際、互いの中性子という粒子を放出するためエネルギー差が生じ、熱が発生します


では、本題に入ります。
太陽はなぜ酸素がなくても燃えているのでしょうか。
それは先ほど説明した「核融合」がカギとなっています。
太陽の中心部では4個の水素原子が核融合により、1個のヘリウム原子を生成しています。
ヘリウム原子1個の質量は、水素原子4個分の質量より0.7%ほど軽く、この失われた質量がエネルギーに変換されて、太陽の輝きのもとになっているのです。

そこでひとつの疑問が生まれます。
あれ、水素が全部ヘリウムに変わったら太陽は終わりじゃね?
そうなんです、太陽にも寿命があるのです。
太陽の寿命が尽きたら地球は…



安心してください。太陽の寿命はあと50億年ほどあります。
惑星の質量と寿命には一定の関係があります。
太陽ほどの質量があれば寿命は約100億年です。
太陽が生まれてからおよそ46億年経過したので、ちょうど折り返し地点に差し掛かったところですね。

いかがでしたか?
酸素がなくても燃えるという現象が世の中には存在するんですね。
普段私たちが受け取っている太陽のエネルギーは太陽が命を削ってつくりだされたものです。
自然のエネルギーは本当に偉大です。


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