私は小さいころにケンカしました。笑
あのころでは適当な議論でしゃべり続けた方が勝ちでしたが、大人になってからは根拠がないと議論できませんね。
今となってはなぜ自分は「北極の方が寒い」なんて主張していたのだろう…
今回は南極と北極どちらが寒いのか理由も含めてお話ししようと思います。

南極と北極のうち、どちらが寒いのかという議論の前に、標高差による温度変化についてお話ししようと思います。
みなさんは山の頂上とふもとで気温が違うということはご存知ですよね?
富士山の頂上には年中雪が積もっています。
基本的に標高が100m上がるごとに気温は0.6℃下がると言われています。
昔この話を聞いたときに、「標高が上がったほうが太陽に近くなるから、暖かくなるのではないか?」と思いました。しかし、太陽から地球までの距離を考えると100mなんて誤差の範囲であり、全く影響を受けないと考えました。また、地表が暖かいのは地球の内部から発生する地熱の影響であり、標高が上がればその影響を受けにくくなるため、気温が下がるという考えに行きつきました。
さて、気になる南極と北極どちらの方が寒いのでしょうか?
まず南極と北極の違いについて説明したいと思います。
南極…南極大陸であり、標高2500mほどの高さにあります。
北極…氷が浮いていて、標高はわずか10mほどです。
南極

北極

もうお分かりいただけたでしょうか?
北極は氷の世界であり、南極は山の世界なのです。
つまり、南極の方が標高は高く、その分寒いというわけなんです。南極の勝ち!!
ちなみにそれぞれの平均気温は、
北極の平均気温は-20~-30℃
南極の平均気温は-30~-50℃
です。
一目瞭然ですね。
南極の過去最低気温は-89.2℃です。
これはドライアイスで全身を覆っているよりも寒いです。
ちなみに、日本の過去最低気温は、1902年に北海道旭川市で観測された-41℃だそうです。
意外と日本も負けていないのかもしれません。
いかがでしたか?
ちなみにお世話になった大学の教授は昔南極観測隊の一員だったそうです。
その先生曰く、「南極より日本の方が寒い。だって気合の入れ方が違うもん。」だそうです。
かなりの重装備だったそうです。
ぜひ、私も機会があれば行ってみたいものです。
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