これを機にプロポーズをする男性や女性もなかにはいるのではないでしょうか。そのときにきっと重要になるのが「結婚指輪」。
昔から「結婚指輪は給料の3か月分」なんて言われていますが、実際どうなんでしょうか?
今回は結婚指輪についてお話ししようと思います。
【1】結婚指輪はいつから?
結婚指輪の歴史は古く、今でこそ指にはめる小さな指輪ですが、昔はそうではなかったようです。
結婚指輪を贈る習慣ができたのは今から2000年前の古代ローマ時代です。それも、小さな結婚指輪とは違い、「鉄のバンド」を贈っていたそうです。非常に重そうですね…。
世界で最初に結婚指輪を妻に贈った人物はニコラウス1世で、その後貴族を中心に文化的に取り上げるようになりました。
【2】なぜ結婚指輪を贈るの?
ニコラウス1世はなぜ妻に結婚指輪を贈ったのでしょう。それは、もしも自分に何かあって、家族が取り残されてしまったときに、その指輪を売って生活できるように贈ったそうです。自分の身に何があっても、妻とと子どもは生活できるように考えたのでしょうね。実に紳士的です。そこから、結婚指輪は高価なものを贈るという習慣が身に付いたのでしょう。
そして、給料3か月分の指輪という話は、ある会社のキャッチコピーとして販売された結婚指輪が完売して、そこから「結婚指輪は給料3か月分」という習慣ができたそうです。
【3】結婚指輪はなぜ左手の薬指?
なぜ結婚指輪は左手の薬指にはめるのでしょうか。
古代ギリシャでは「左手薬指と心臓は1本の血管で繋がっている」と信じられていて、指輪を薬指にはめることで、お互いの「心と心を繋ぐ」という意味合いがあるという説が有力だとされています。他にも、指輪をつける指によって効力が発揮されるという考えがありました。人間の左手には「信頼」、薬指には「愛情」という力が宿るとされ、そのような習慣ができたのではないかという説もあります。
どれも科学的な根拠はありませんが、いつでもパートナーのことを大切にしたいという想いから生まれた習慣ですね。
いかがでしたか?
クリスマスに指輪を贈ってプロポーズしたいと思っている人は、今回お話ししたことを念頭に置いて、いつまでも大切にしたいという気持ちを忘れないでくださいね。
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