当たり前の光景ですよね。
そして、月は地球の衛星軌道に乗っていますが、地球は太陽の衛星軌道に乗っています。
そのため、多くの方が月の方が地球から近く、太陽は月よりも遠くにあると知っていると思います。
しかし、実際どれくらい遠いのか
また、歩いたり、ロケットで行くにはどれくらいの時間がかかるのか
今回は月と太陽までの距離についてお話しします。

【1】地球と月の
まず、地球と月はどれくらい離れているのでしょうか。
10万km?50万km?100万km?
もっと具体的に聞きましょう。
地球の直径がおよそ1万km(正確には約1.3万km)ですから、
地球10個分?40個分?100個分?
答えはおよそ地球40個分(正確には38個分)に該当します。
つまり、地球と月はおよそ38万km離れています。
ここで、人が歩いて月に向かって進むとしましょう。
一般成人男性の歩く平均速度を時速4㎞として、休憩をしながら1日10時間歩き続けると、
およそ30年後に月に到着します。
時速11.2kmで進むロケットでは、9.5時間かかります。
これは月と地球の重力を無視した計算です。実際は3日ほどかかるようです。
【2】地球と太陽
次に、地球と太陽の距離はどれくらいなのでしょうか。
地球から太陽までの距離は、地球から月までの距離の何倍だと思いますか?
40倍?400倍?4000倍?
正解は400倍です。
つまり、単純に地球から月までの距離を400倍すると、
約1億5000万kmとなります。
今度は歩いてみましょう。
月まで歩くときと、同じ条件で進むと…
地球から太陽まで約1万年かかります。
では、太陽から出た光はどれくらいで地球に到達するのでしょう?
光はおよそ8分20秒で地球に到達します。
要するに、私たちが今浴びている太陽の光は、8分20秒前に太陽を出発した光だということです。
ちなみに光の速さは、1秒で7周半するほど速いです。
いかがでしたか?
太陽と月は地球から遠いというイメージがありますが、これほどまでに差があるんですね。
月までなら歩いて往復することは、人間の寿命から言えば可能ですが、太陽までは到底たどり着けませんね。
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