バチッ!!静電気をできるだけ防ぐには…?

 12月となると空気が乾燥して、ドアノブを触ればバチッ!っとくる静電気の季節がやってきます。
寒い季節になると、服を着こんで寒さをしのぐため、毛皮の服と絹の服がこすれ合い、服にも静電気が発生します。

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わたしたちは静電気から逃げることはできないのでしょうか?
今回は、できるだけ静電気でバチッ!っとなるあの嫌な感覚を防ぐためにできることを考えようと思います 

 服の組み合わせ
 1つ目の対策は、静電気の生じにくい組み合わせの服を着ることです。
では、いったいどんな組み合わせの服を着るといいのでしょうか。下の表をご覧ください。

(+) 毛皮→ウール→ナイロン→綿→絹 (-)

これは生地の素材の電子の移動のしやすさを示しています。静電気に関する内容では、原子のレベルまで話を掘り下げなくてはいけませんが、今回は置いておいて
この表からいえることは、表の中で遠くに離れているものどうしがこすれ合うと強い静電気が発生することです
例えば絹のセーターの上に毛皮のコートを着る
   綿のパーカーの下にウールの服を着る
これらは強い静電気を発生させる典型的な組み合わせです。

静電気が起こらないようにするには、表の近くにある素材でできた服を組み合わせることです。




湿気を保つ
 夏に絹のセーターを着て毛皮のコートを着ても、なかなかバチッときません。夏は湿度が高いからです。静電気は水分へ逃げていく性質があるため(水は電気を通しやすいですよね)、夏ではわたしたちにはなかなか感じ取れませんが、冬の乾燥した季節では、静電気は逃げ場がないため、水分を多く含んでいる人間がふれることによって地面に流れていきます。
この時にバチッとなるのです。

そのため、空気中の水分が非常に重要な役割をもっているのです
部屋に加湿器を置いたり、湿らせたハンカチをポケットに忍ばせておくと効果的です


 ホームセンターに行けば静電気防止グッズなども販売されているので、そちらも使うとより効果的でしょう。

ここからは嫌われ者の静電気が社会で役に立っている、ちょっとした雑学を紹介します。

静電気はプラスとマイナスを帯びていて、互いにそれらは引き合う性質をもっています。その性質は車の塗装に活かされています。塗料の粒子に数万ボルトの高電圧をかけてマイナスに帯電させ、プラスに帯電させたボディに吹き付けると、塗料はボディに引き寄せられてムラなく塗装できます。コピー機の印刷でも同じように、プラスに帯電させたドラムとマイナスに帯電させたインクにより印刷を可能にしているのです。

嫌われ者の静電気も、実は様々なところで役に立っているのです。

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